地理 第13回 気候と生活文化(3)-3

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1.亜寒帯の土壌(資料49ページ)

亜寒帯の寒冷な地域では、低温のため有機物の分解や腐植の形成が進みにくい。また、土壌中の水分の移動によって鉄がイオン化して流出し、地表にはケイ酸が残る。

このような過程によって、ポドゾルと呼ばれる灰白色で酸性の土壌が形成される。

2.亜寒帯の河川と凍土

(1)雪解け

春になると、河川沿いで雪解けが進み、川の水量が増加する。このとき、(1)が発生することがある。

(2)亜寒帯の地盤

地中の温度が(2)年以上にわたって連続して0℃以下で凍結している地盤を(3)という。永久凍土は、ロシアなどの寒冷地域に広く分布する。

ロシアでは、永久凍土の影響を考慮して、建物の基礎や住宅の構造を工夫している。

永久凍土地域では、地盤が凍結しているため、建築物を建てる際には、地面の融解による沈下などに注意する必要がある。

→排熱が伝わって地表付近の永久凍土が解け、建物が傾かないようにロシアの集合住宅は(4)の構造を持っている。

(3)北極海沿岸の融雪洪水

北極海に注ぐ河川では、融雪水による洪水が発生することがある。

北極海に注ぐ代表的な大河として、オビ川・エニセイ川・レナ川(いずれも(5)に流れる)などが挙げられる。

これらの河川では、融雪水によって初夏に洪水が起こることがある。

画像のメモには、川の上流側と下流側で融雪の時期が異なることについての補足がある。上流側で雪解けが進んでも、下流側はまだ凍結している場合があり、水が流れにくくなるため、洪水が起こりやすくなる。

3.寒帯気候の特徴

寒帯では、低温のため樹木が育ちにくい。地下には(6)が見られ、農業も難しい。

寒帯の気候は、主にツンドラ気候(ET)と氷雪気候(EF)に分けられる。

(1)

(7)では、短い夏にコケ植物や菌類、藻類などが生育する。これらの植物が地表を覆うことで、ツンドラの植生が形成される。

寒冷な地域では、(8)の遊牧や狩猟、漁業などが行われる。

(2)

(9)では、1年を通して雪や氷に覆われ、氷が厚く堆積する。

非常に低温であるため、植物はほとんど生育しない。

(3)先住民

・スカンディナヴィア半島 : (10)

・カナダ北部 : (11)

→(12) : 他称、地域によっては差別用語となる。生肉を食べる人、という意味になる。

4.極圏の生態系と自然保護

(1)極圏の季節の特徴

極圏では、地球の地軸の傾きによって、昼夜の長さに大きな変化が生じる。

  • 冬:(13)。太陽が地平線上に現れない日が続く。
  • 夏:(14)。一日中太陽が沈まない日が続く。

(2)永久凍土と地表の変化

永久凍土の地域では、冬に土壌が凍結して地面が持ち上がる(15)や、夏に雪が解けて地盤沈下が起きたりする。。

また、地球温暖化によって永久凍土が融解すると、地表部を覆う氷の塊である(16)の融解や生態系への影響が懸念される。

画像には、永久凍土の融解や生態系への影響についての記載がある。

5.高山気候(H)(教科書73ページ、資料65ページ)

(1)高山気候の特徴

高山気候は、ケッペンの気候区分には含まれず、標高によって規定される気候区分である。

一般に、標高が100m上がるごとに、気温は約0.65℃低下する。これは(17)と呼ばれる。

標高が高くなるほど気温が低くなり、植生も変化する。

(2)低緯度の高山気候

低緯度の高地では、年間を通して温和な気候となり、(18)が発達することがある。

代表例は、ボリビアの首都(19)(ケッペン的には南半球のCw)である。

画像のメモには、高地では空気が薄く、日較差が大きいという補足もある。

(3)高山気候の雨温図

画像右上には、ラパスの雨温図が掲載されている。

ラパスでは、標高が高いため、低緯度に位置していても気温が比較的低い。また、降水量には季節的な変化が見られる。

6.気候・植生・土壌の対応関係

画像右下には、気候・植生・土壌の対応関係を示す図が掲載されている。

気候条件が変化すると、植生や土壌も変化する。

気候・地域

代表的な植生・土壌

熱帯雨林気候

熱帯雨林、ラトソル

サバナ気候

サバナ

砂漠気候

砂漠植生

ステップ気候

草原、チェルノーゼムなど

地中海性気候

硬葉樹林、テラロッサ

温帯の森林地域

照葉樹林・落葉広葉樹林、褐色森林土

亜寒帯の針葉樹林地域

タイガ、ポドゾル

ツンドラ気候

コケ植物などの植生

氷雪気候

植物がほとんど生育しない

7.重要語句一覧

用語

意味

(20)

寒冷地域の針葉樹林などに見られる灰白色の酸性土壌

(21)

雪解け水によって河川が増水し、洪水が起こること

(22)

2年以上にわたって連続して凍結している地盤

オビ川

ロシアなどを流れ、北極海に注ぐ河川

エニセイ川

シベリアを流れ、北極海に注ぐ河川

レナ川

シベリアを流れ、北極海に注ぐ河川

ツンドラ気候(ET)

短い夏にコケ植物などが生育する寒帯気候

氷雪気候(EF)

一年中、雪や氷に覆われる寒帯気候

極夜

太陽が地平線上に現れない期間

白夜

太陽が沈まない、または夜間も明るい状態が続く現象

高山気候(H)

標高によって特徴づけられる気候

(23)

高度の上昇に伴って気温が低下する割合

(24)

ボリビアの首都。高地に位置する都市

※回答内容は作成者に提出され、作成者が閲覧できます

出題内容

  • 問1: 春になると、河川沿いで雪解けが進み、川の水量が増加する。このとき、____が発生することがある。
  • 問2: 地中の温度が____年以上にわたって連続して0℃以下で凍結している地盤を____という。永久凍土は、ロシアなどの寒冷地域に広く分布する。
  • 問3: →排熱が伝わって地表付近の永久凍土が解け、建物が傾かないようにロシアの集合住宅は____の構造を持っている。
  • 問4: 北極海に注ぐ代表的な大河として、オビ川・エニセイ川・レナ川(いずれも____に流れる)などが挙げられる。
  • 問5: 寒帯では、低温のため樹木が育ちにくい。地下には____が見られ、農業も難しい。

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