国語
新調査テスト
(枕草子一第1段から)
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春はあけぼの。
やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢のおほく飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮れ。
夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、鳥(からす)の、寝所(ねどころ)へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。
霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いときづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりて、わろし。
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(1)山ぎとはなにか書きなさい。 (1)5点
(2)秋の話を重要な所をまとめて現代語訳しなさい。
(3)雁の読みを書きなさい。
(小説を書籍化した一公園から)
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見捨てられたものには独特の静けさがある。廃校にも、閉園した遊園地にも、使われなくなったプールにも、その静けさは共通して漂っているのであるが、この街の静けさは少し質が違って、もっとう、誰かが途中まで考えていたことを急にやめてしまったような静けさであった。だから歩いていると、ときどき巨大な思考の空白に入り込む。音が消える。色が薄くなる。パン屋のアンパンですら、自分がなぜアンであるのか忘れていたような顔をしてショーケースに並んでいる。
駅前広場には、新しく噴水が作られていた。しかし水は出ておらず、その代わりに小さな紙切れが絶えず噴き上がっていた。無数の紙切れが空中へ舞い、また落ちてくる。近づいて一枚拾ってみると、「特に意味はありません」と印刷されていた。別の紙には、「昨日は概ね昨日でした」と書かれてあり、そのまた別の紙には、「各自でなんとかしてください」とあった。市の広報課の仕事らしい。広報というのは、本来、情報を広く報せるためのものだと思っていたが、この街では情報のほうが先に疲弊してしまい、もう誰かに届こうという意志を失っているようだった。
広場の隅で、痩せた男がリコーダーを吹いていた。いや、吹いているというより、リコーダーに息を吸われている感じだった。音楽というより、遠い工事現場の記憶みたいな音
が断続的に漏れていて、通行人は皆、それを避けるでもなく受け入れるでもなく通り過ぎてゆく。帽子を被った老人が立ち止まり、「これは何調ですか」と尋ねると、男は演奏をやめずに、「老朽化です」と答えた。老人は深く頷き、「なるほど、老朽化か」と呟いた。音楽理論もずいぶん変わったものだった。
ふと気づくと、街の人々が皆、同じ方向を見ていた。空でもなく、時計でもなく、商店街の奥でもない。もっと曖昧な方向。言うならば、「気配」の方向である。犬も猫も鳩も、同じほうを向いていた。何か来るのかもしれない。しかし、この街では何かが来るという状態が何十年も続いている気もした。到来の予感だけで維持されている都市。だから選挙ポスターにも、「いよいよ始まります」とだけ書かれていて、何が始まるのかは書いていないのである。
そのうち、地面の下から低い音が聞こえ始めた。地下鉄かと思ったが、この街に地下鉄はない。昔、建設計画だけはあったらしい。しかし掘り進めていった結果、「思ったより地下だった」という理由で中止になったと聞いたことがある。もっともらしい理由に聞こえるが、よく考えると全然意味がわからない。
低い音は徐々に大きくなった。商店街のガラスが微かに震え、自動販売機の缶コーヒーがかたかた揺れ、魚のいない魚屋の氷が少しかた軋んだ。皆、黙っていた。逃げる者もない。慌てる者もない。ただ、「ああ、とうとうか」という顔だけが、街全体に静かに広がってゆく。
やがて、駅の改札口から、一人の女が出てきた。
誰も乗っていないはずの列車から。
黒いコートを着ていた。雨に濡れているのに、なぜか乾いた新聞紙みたいな質感で、足元だけが少しぼやけている。顔は見えなかった。見えないというより、見るたびに別の顔になっている感じだった。老婆にも見えるし、少女にも見えるし、役所の窓口職員にも見えた。
女は改札の前で立ち止まり、街を見渡した。
すると、それまで十一時を指したままだった時計が、一瞬だけ、十一時一分になった。
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(4)見捨てられたものには独特の静けさがあると書いてありますが、筆者はどんな所が独特なのか書きなさい。
(5)傍線部がひかれている、場面で人物は何人いるか書きなさい。 (通行人は含めない)
(6)オレンジ色になっている文は、登場人物はどう思っているか書きなさい。
(クマゼミの増加の原因を探る\から)
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近年クマゼミが大阪市内だけで増えている調査結果を受(1)、ヒートアイランド現象による環境変化で、暑さに強いクマゼミが他のセミより増えたと仮説を立てた。次に、ヒートアイランドによる影響を、冬の気温の上昇、春の気温上昇、高温のよる乾燥や人の歩行による硬い土の多さに分(1)、他のセミよりクマゼミが有利な影響を調査した。結果、クマゼミの幼虫は他のセミの幼虫より硬い土を掘ることができ、潜って生き残る個体が多いと明らかにした。環境の変化と生物の数や分布の変化は、簡単に関連づけて語られやすい。しかし調査が明らかにしたことは、単に気温上昇の影響ではなく、気候変動と都市化の複合的な影響であった。このように、物事の原因を追及するときは、科学的な根拠を積み上げて臨む姿勢が大切だ。
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(7)当てはまる語句を記号で選びなさい
(8)ヒートアイランドとはなにか書きなさい
(走れメロス\から)
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メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮らしてきた。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
今日未明、メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里離れたこのシラクスの町にやって来た。
メロスには父も、母もない。女房もいない。十六の、内気な妹と二人暮らした。この妹は、村のある律儀な一牧人を、近々花婿として迎えることになっていた。結婚式も間近なのである。
メロスは、それゆえ、花嫁の衣装やら祝宴のごちそうやらを買いに、はるばる町にやって来たのだ。
まず、その品々を買い集め、それから都の大路(おおじ)をぶらぶら歩いた。
メロスには竹馬(ちくば)の友があった。セリヌンティウスである。今はこのシラクスの町で、石工をしている。
その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく会わなかったのだから、訪ねていくのが楽しみである。
歩いているうちにメロスは、町の様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、町の暗いのはあたりまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりではなく、町全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になってきた。道で会った若い衆を捕まえて、何かあったのか、二年前にこの町に来たときは、夜でも皆が歌を歌って、町はにぎやかであったはずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。
しばらく歩いて老爺(ろうや)に会い、今度はもっと語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺の体を揺すぶって質問を重ねた。老爺は、辺りをはばかりの低声で、僅(わず)か答えた。
「王様は、人を殺します。」
「なぜ殺すのだ。」
「悪心(あくしん)を抱いているというのですが、誰もそんな、悪心をもってはおりませぬ。」
「たくさんの人を殺したのか。」
「はい、初めは王様の妹婿様を。それから、ご自身のお世継ぎを。それから、妹様を。それから、妹様のお子様を。それから、皇后様を。それから、賢臣のアレキス様を。」
「驚いた。国王は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を信ずることができぬというのです。このごろは、臣下の心をもお疑いになり、少しく派手な暮らしをしている者には、人質一人ずつ差し出すことを命じております。ご命令を拒めば、十字架にかけられて殺されます。今日は、六人殺されました。」
聞いて、メロスは激怒した。「あきれた王だ。生かしておけぬ。」
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(9)悪心とはなにか書きなさい
(10)十字架を象徴する宗教なにか答えなさい
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世界は美しい
自分が見ている世界はもっと小さい
すべてを見ているわけでもないのに、世界は悪いという人もいる。
だから世界は美しさを発揮できていないのだ。
世界というと日本の都道府県すべてのことを全国というがなぜだろうか、 全国という語句には国と入っているが、国ではなく都道府県だ。
となるとこれも「自分が見ている世界はもっと小さい」
という事かもしれない。
世界は美しいという人にも自分が見ている世界はもっと小さいと
問いかけることも大切だ。
すべてを見ているわけでもないのに、世界は悪いという人もいることと 同じではないか?
だから世界は美しさを発揮できていないのだ。
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(11)この文で作者はどのようなことを伝えたいか書きなさい。
(12)この文を110文字以内で要約しなさい。
これでテストは終わりです。
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