唾液の分泌機構
6章 唾液
1 唾液の分泌機構
1.腺房部・導管部の分泌機序
唾液には多くの種類があり、左右対称に独立した器官として存在する大唾液腺と、粘膜下に分布する小唾液腺に分けられる。大唾液腺には(1)、(2)、(3)があり、三大唾液腺とよばれる。小唾液腺は存在する粘膜部位によって名称が付けられており、口唇腺、舌腺(前舌腺、エブネル腺)、頬腺、口蓋腺、臼後腺がある。
唾液腺は、唾液をつくる(4)と唾液を口腔内へ導く(5)から成り立っている。
腺房では自律神経((6)と(7))の支配により、唾液がつくられ腺腔へ分泌される。副交感神経が興奮すると、神経伝達物質として(8)が分泌され、主に水分が分泌される。
唾液の水分は血液に由来しているため、ナトリウムイオン(Na⁺)や(9)などのイオンが含まれ、一部の無機タンパク質も含まれている。水とイオンは、腺房細胞間の(10)を通過する経路と細胞内を通る経路の2つの経路で分泌される。
交感神経が興奮すると神経伝達物質として(11)が分泌され、主にタンパク質が分泌される。ほとんどの唾液タンパク質は腺房で合成され、分泌顆粒から(12)とよばれる方式で分泌される。
腺房細胞には(13)と漿液細胞があり、粘液細胞は(14)などの糖タンパク質を分泌するため、粘液細胞の多い唾液腺から分泌された唾液は粘稠性となる。一方、漿液細胞は(15)などの酵素を分泌するがムチンは分泌しないため、漿液細胞が多い唾液腺ほどさらさらとした漿液性の唾液を分泌する。
[図: 図Ⅱ-6-1 唾液腺の模式図(腺房、漿液細胞、粘液細胞、介在部導管、線条部導管、導管、排出導管などの表示)]
[図: 図Ⅱ-6-2 腺房における水とタンパク質の分泌(血管、副交感神経、アセチルコリン、交感神経、ノルアドレナリン、腺房細胞、タイト結合、腺腔、水・イオン分泌、タンパク質分泌〈開口分泌〉、分泌顆粒などの表示)]
腺房部でつくられた唾液を(16)とよび、血漿と等しい浸透圧をもっているが、導管を通る間にイオンの分泌と再吸収によって成分と浸透圧が変化する。
導管部は腺房に近いほうから(17)、(18)、排出導管で構成されており、分泌と再吸収が行われるのは主に線条部導管である。
Na⁺とCl⁻の再吸収と(19)と(20)の分泌が行われるが、再吸収のほうが多いことから、唾液は(21)して口腔内に分泌される。
[図: 図Ⅱ-6-3 導管部におけるイオンの分泌と再吸収]
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