人格・性格、パーソナリティとは
ある個人が示す、時間的・状況的にある程度一貫した、
思考・感情・行動のパターンと、それを生み出す心理学的構造
これまで、色々なパーソナリティの理論が提唱されてきた
特に研究初期は、個人のパーソナリティの種類を、
比較的少数の類型に分けてきた →(1)
(2)の(3)
人のパーソナリティを、体格・体型の違いによって、合計3つの類型に分類した
肥満型(躁うつ気質 ) :社交的、融通が利く、怒りやすい
闘士型(てんかん気質) :誠実、几帳面、がんこ
細長型(統合失調・分裂気質):きまじめ、非社交的
ただ、パーソナリティは多様で複雑
(4)
近年は、5つの特性次元の組み合わせでパーソナリティを理解する、
(5)が研究者たちに受け入れられている
様々な文化圏、年齢層で一貫して見られ,遺伝の影響も強い
特性因子 | 代表的な特性尺度(特徴の組み合わせ) |
開放性 | ・独創的ー典型的 ・大胆なー慎重な ・革新的ー保守的 |
誠実性 | ・注意深いー軽率な ・信頼できるー信頼できない ・誠実なー怠慢な |
外向性 | ・社交的なー内気な ・おしゃべりなー静かな ・自発的なー抑制的な |
調和性 | ・気立てのいいー短気な ・思いやりのあるー無情な ・無私のー利己的な |
神経症傾向 | ・心配なー穏やかな ・脆弱なー頑健な ・不安定なー安定した |
ビッグ・ファイブのように、複数の特性を組み合わせて、
パーソナリティの全体像を理解しようとするものを(6)という
人格の発達:(7)の理論
(8)の(9)
フロイトの理論が性的な衝動を強調していた
エリクソンは個人の心理と社会の相互作用を強調した
→(10)
全ての年齢段階で,その時期特有の葛藤を経験する。 肯定的要素と否定的要素は常にどちらも存在するが、
肯定的要素が優勢なバランスであることが重要
段階 | 各段階での葛藤 |
乳児期 | 基本的信頼 vs 不信 |
幼児期前期 | 自律性 vs 恥・疑惑 |
幼児期後期 | 主体性 vs 罪悪感 |
児童期 | 勤勉性 vs 劣等感 |
青年期 | (11) vs (12) |
成人期 | 親密性 vs 孤立 |
中年期 | 世代継承性 vs 停滞 |
老年期 | 統合 vs 絶望 |
乳児期(基本的信頼 vs 不信)
母親との相互的なつながりを通して、
世界は基本的に信頼できるものであり、
自分にも最低限の価値があるという感覚を得る
幼児期前期(自律性 vs 恥・疑惑)
自分で筋肉を緊張させたり弛緩させたりするなど、
自分の身体を自由にコントロールすることが重要
トレーニングを通して、この自律性の感覚を得る
幼児期後期(主体性 vs 罪悪感)
自分で自由に体を動かせるようになると、自分で積極的に環境と関わるようになる
好奇心をもって自分で取り組むことを通して、主体性の感覚を育む
児童期(勤勉性 vs 劣等感)
学校などで周りの子どもとの生活が始まる
その中で競争しながら何かをやり遂げる、勤勉性を育む
青年期((13) vs (14))
「自分は何者で、社会の中で何をして生きていくのか」というアイデンティティの感覚を発達させる
成人期(親密性 vs 孤独)
配偶者など、親密な関係性の他者を見つけ、
持続的で満足のいく関係性を築き上げることで、親密性の感覚を育む
中年期(世代継承性 vs 停滞)
自分だけでなく、子や孫の世代を生み育てることを通して、世代継承性の発達が進む
単に子や孫の世話をするだけでなく、後世のために何かを残したり、作品を作ったりすることも含む
老年期(統合 vs 絶望)
今までの人生を振り返り、人生の意味を見出して肯定的に捉えることで、統合の感覚を得る
心理教育的(15)
教育的な関わりをする際には、個々の子どもがどのような特徴を持つのかを多角的に査定する必要がある
→(16)

(17)検査の手法
人格検査のための手法としては、大きく3つある。
(18)法 :行動や思考、感情についての質問項目を多数用意して、参加者が自らそれに答える
ただし、意識的な面しかわからない、自分自身をよく見せようとする
(19)法:簡単な作業を行わせ,その作業量やミスの数の変化などから性格を把握する
自分自身をよく見せようとする現象は起こりにくい
代表的なものは内田クレペリン検査
(20)法 :性格や行動について直接質問するのではなく、あいまいな刺激に対する反応を検討する
無意識的な側面も検討できるが、検査者の熟練が必要で、検査者の判断に左右される
代表的なものはロールシャッハテスト
※回答内容が保存され、問題作成者が閲覧できます
...他15問(続きはテストで確認!)