10.生徒指導・教育相談と心理教育的援助

回答 1

生徒指導とは

 生徒指導提要 (文部科学省,2022改訂)

児童生徒が、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、

(1)・主体的に成長や発達をする過程を支える教育活動、と定義



教員は、児童生徒の(2)の発見とよさや(3)の伸長と、

(4)・能力の発達を支えるように働きかける、とも書かれている

→教員が生徒に何かを教え込んだり方向づけたりするわけではなく、

自分で発達するその過程を陰ながら支える、というニュアンスがポイント

心理面の発達:自信や自己肯定感など

学習面の発達:興味関心や学習意欲など

社会面の発達:人間関係や集団適応など

進路面の発達:進路意識や将来展望など

健康面の発達:生活習慣や精神的健康など



教育相談とは

 生徒指導提要 (文部科学省,2022改訂)

一人ひとりの生徒の教育上の問題について、

本人やその親などに、望ましいあり方を助言すること、と定義

(5)は生徒指導の一環



近年、不登校やひきこもり、抑うつ、不安など、悩みや問題を抱えた児童生徒は増加

生徒全体に対する生徒指導だけでなく、特にカウンセリング等をふまえた教育相談は、

現代の生徒の個別性・多様性・複雑性に対応するための、重要な教育活動



発達の理解と支援

生徒指導の根底にあるのは「(6)を支えること」



教育心理学の知見は役に立つのか

悩みを抱える生徒の問題は、色々な要因が複雑に絡まり合っていて、理解・支援しにくい

学術的な知識を持っていると、生徒理解・支援の方針を考える「枠組み」になる

他の教員や保護者と連携をして対応を考える際の共通言語があるので、意思疎通もしやすくなる



経験によって得られた実践の知識は、特定の生徒にしか適用できないかもしれない

学術的な知識は、幅広い生徒に適用可能である

「実践と知識は車の両輪」 →両方を身に付けることが重要



生徒指導が目指す先

学校での教育活動全体の目標は「(7)」を育むこと

生徒指導の最終目標も、「(8)」を育てること

変化の激しい社会を担う子どもたちにとって、特に必要な力である



生きる力とは

(9)」「(10)」「(11)」の3つで構成される 「知・徳・体」

変化する社会に対応して力強く生きていくためには、まず前提として身体が健康で、

確かな知力によって問題を解決でき、豊かな人間性で他者や集団と協力できる力が重要である



生きる力を育むために

生徒指導が担うのは、「(12)」の育成

自己指導能力とは:児童生徒自ら、現在・将来に(13)をするための力

自発性・自主性:自らの思い・判断に基づいて行動し、他者に依存せず自らの考えや責任に基づいて行動

自律性 :自分自身を律する力、必要に応じて欲求や衝動を抑えたり、計画的に行動したりする力

主体性 :受動的に行動するのでなく主体として自ら工夫などをする力



生徒指導の充実のための基盤

(14)の感受:生徒一人ひとりが自己存在感を感じられるようにすること

自分が「一人の人間として大切にされている」という自己存在感を得られることや、

誰かの役に立って認められたという自己有用感を感じられることが重要

例)「○○してくれてありがとう」「助かったよ」「いつも頑張ってるね」



(15)の育成:生徒ー生徒や生徒ー教師が共感的な人間関係を育成すること

信頼できない相手に自己開示はしにくいし、あまり助けを求めようとはしない

信頼しない相手が言うことをしっかり聞こうともしない

(16):まずは教師の方から生徒を信頼し、関心を向け、共感的に関わることが必要

例)「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」「すごいね」



(17)の場の提供:生徒が自己決定をする場を与えること

自ら考え、選択し、決定する、発表する、制作する等の体験が重要

自己決定の場を広げるための工夫として、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための授業の改善

教師が何から何まで決めて生徒に押し付けるのではなく、生徒が自分で考えて決定する機会を与える

例)「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」「なんでそう思ったのかな?」



(18)な風土の醸成:生徒にとって安全・安心な風土を作ること

生徒一人一人が尊重され、安心・安全に教育を受けられるように配慮

お互いの個性や多様性を認め、安心して学校生活が送れる風土をつくり上げる

例)「いいアイデアだね」「何かあったらいつでも話してね」「みんなで協力して取り組もう」



🌟朝から晩まで、生徒指導のチャンスは転がっている



生徒指導=問題対応ではない

生徒指導といえば、何か生徒が問題行動をした時に、それに対応することをイメージする人が多い

しかし、問題行動を示す児童生徒への指導(消極的生徒指導)だけでなく、

そうでない児童生徒のための指導(積極的生徒指導)も、生徒指導には含まれる

消極的 (19)な生徒指導:問題行動や不適応を示す場合に、その課題を解決すること



(20)な生徒指導 :まだ問題行動や不適応が起こっていない段階で予防をしたり、

わずかに問題が起こっている段階で問題が深刻化することを予防する



積極的 (21)な生徒指導 :そもそも問題を防ぐという視点ではなく、

むしろその生徒の個性や良い面を更に高めるための生徒指導

※回答内容が保存され、問題作成者が閲覧できます

出題内容

  • 1: ____・主体的に成長や発達をする過程を支える教育活動、と定義
  • 2: 教員は、児童生徒の____の発見とよさや____の伸長と、
  • 3: ____・能力の発達を支えるように働きかける、とも書かれている
  • 4: ____は生徒指導の一環
  • 5: 生徒指導の根底にあるのは「____を支えること」

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