光合成と人工光合成の研究動向に関する総合問題

大問1 地球環境と光合成の役割

地球上の物質循環は、ある気体を取り込み別の気体を放出する反応と、その逆向きの反応との均衡の上に成り立っている。特に、化石燃料の大量消費のように一方の反応速度が急激に上昇すると、大気組成に変動が生じうる。以下の設問に答えよ。

地球最大の化学反応系と表現されている反応は(1)である。

物質循環の説明として適切なものはどれか。 (2)

ある国で化石燃料の大量消費が進み、その逆反応に相当する過程の速度が急激に上昇した。このとき予想される結果として最も適切なものはどれか。 (3)

環境変動の緩和策として本文で挙げられている提案の組合せとして正しいものをすべて選べ。 (4)

砂漠のような不適地でも生育可能な植物が開発され、そこでの反応量が増加した場合、それは主としてどの過程の増大を意味するか。 (5)

次の各文について◯か✗か答えなさい。

光合成は人間を含む全生態系をエネルギー的に支えている。(6)

化石燃料の大量消費は物質循環のバランスに影響を与えない。(7)

環境変動の緩和策として、光合成反応を完全に停止させることが提案されている。(8)




大問2 人工光合成と効率をめぐる視点

植物を直接利用せずに反応を模倣しようとする研究が進められている。その内容は、無機材料から生体由来の複合体の再構成まで多岐にわたる。また、近年ある金属クラスターの構造が明らかになったことが、新たな開発の手がかりとなっている。さらに、効率の議論は個々の反応段階だけでなく、環境への応答という観点にも広がりつつある。

植物を直接用いず、反応を模倣する研究分野は(9)と呼ばれる。

人工光合成の系の例として本文に挙げられているものの組合せとして正しいものをすべて選べ。 (10)

近年詳細な構造が明らかとなり、その知見の活用が試みられている対象は(11)である。

光エネルギーが電子移動へと変換される段階に直接関わる過程はどれか。 (12)

ある研究チームが、色素による捕集効率、電荷分離効率、電子伝達から化学エネルギーへの変換効率をそれぞれ個別に最適化した。しかし実際の植物体では、これらの効率だけでは全体の性能は決まらないとされる。その理由として最も適切なものはどれか。 (13)

現在の研究段階と将来的な方向性の関係として適切なものはどれか。 (14)

次の各文について◯か✗か答えなさい。

人工光合成の概念は半導体系から生体由来複合体の再構成まで含む。(15)

現実の植物では個々のパーツの効率だけが全体の効率を決定する。(16)

将来的には植物の環境応答を取り入れた研究の可能性が示唆されている。(17)

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