情報機器と情報通信ネットワークを利用することで、だれでも簡単に情報を収集したり、発信したりすることができます。しかし、ルールやマナーを守らずにこのような行為をすると、知らない間に他の人への迷惑行為や、違法行為などにつながることがあります。だれもが安心して快適に情報を活用できるように、一人ひとりが「情報社会において適切に活動するためのもととなる考え方や態度」を身につける必要があります。このような考え方や態度を(1)といいます。
不正確でない情報が、個人や報道などから広がり、関係のない人や団体が経済的・社会的な被害を受けることを(2)といいます。SNSなどは情報が拡散しやすいため、発信する前に、本当に(3)情報か、発信することで(4)がいないかなどを、よく考える必要があります。
インターネットで受信できるさまざまな情報には、新聞や放送といった発信元が特定できるものだけでなく、個人の考えから発信された(5)が低いものも数多くあります。インターネット上の情報を収集するときには、情報の出所を確認したり、複数の情報で事実を確認したりするなど、情報の(6)をよく確かめ、自分に必要な情報を適切に選択・活用していくことが大切です (54図)。
インターネットに情報を発信するときは、その情報が自分や周囲に与える影響について、十分に確認する必要があります。
55図 情報発信時に確認すること
56図 情報を発信するときに注意する視点
【事例1】 感情に応じるためにメールアドレスを登録したら、迷惑メールがよく届くようになった
個人に関する情報で、名前、生年月日などによって特定の個人を識別できる情報を個人情報といいます。それぞれの情報だけでは個人が特定できなくても、情報をつなぎ合わせることで個人情報につながることもあるので注意が必要です。また、情報が相手以外にも流出し、悪用される危険性もあります。
【事例2】 自宅のようすを撮影して、写真を投稿したら自宅が特定された
携帯電話のGPS機能をONにしたまま写真を撮影すると、写真のデータに、位置情報や撮影日時などの情報が含まれる場合があります。自宅で撮影したものをそのままSNSなどに投稿してしまうと、この情報から正確な住所などを知られてしまう場合があります。
【事例3】 友だちの部屋の様子を勝手にSNSに投稿したら友だちとけんかになった
私たちには豊かに生きていいく権利があり、それを人権といいます。プライバシーは私生活や個人の秘密のことです。インターネットは世界中に開かれているため、私生活がほかの人に知られてしまったり、相手の人権を傷つけてしまったりすることがあります。与えた被害によっては損害賠償の責任を負うこともあります。
【事例4】 レストランで出会った有名人と一緒に撮った写真をSNSに投稿した
自分の容姿を勝手に撮影されたり、その写真を無断で公表されたりすることで精神的な苦痛を受けないように保護する権利を肖像権といいます。友だちでも、有名人であっても、利用するときには許可を得る必要があります。許可が取れない場合には、個人が特定されないように画像を加工する必要があります。
著作物を利用する時に、許諾を受けようとするとき、著作物が利用しにくく、文化の発展を妨げることになりかねません。そこで、決まった条件のもとで著作権を制限して、自由に利用できることを定めています。
(一部の例)
・私的使用のための複製 ・図書館等における複製 ・引用 ・教育機関における複製等
・営利を目的としない上演等 ・情報解析のための複製等
※これらの目的であっても、条件が詳しく決められているため、よく調べてから利用する。
自分が得をすることで、著作者の利益が損なわれていないか、考えながら利用しよう。
情報のデジタル化に対応して法律も変化していますが、改正には時間がかかります。たとえ法律で禁止されていないことでも、著作権者の利益が不当に害されることがないように利用する必要があります。
著作物は、私的な利用であれば、許諾を得ずに複製できる場合があります。私的な利用であっても常に複製できるわけではなく、注意して利用する必要があります (60図)。
60図 デジタル情報と著作物の利用
[事例1] テレビの番組をDVDに録画して、後日視聴した
私的な利用であれば、許諾を得ずに著作物を複製することができます。また、個人的な場合で、家庭や家庭に準ずる範囲内であれば利用することができます。不特定多数に見せることや、料金を取って見せるような利用はできません。
[事例2] 映画館で上映されている映画をスマートフォンで録画した
映画には「映画の盗撮の防止に関する法律」があり、私的な利用であっても利用することが(12)。また、映画のDVDなどにコピーガードが付いている場合、それを解除して複製することは私的な利用であっても違法となります。
[事例3] 動画投稿サイトでミュージックビデオを閲覧した
著作物をだれでも見られるようにする権利を(13)といいます。他者の著作物を許諾なくインターネットに公開することは公衆送信権の侵害となります。また、違法にアップロードされたものを(14)することも違法です。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは、著作権ルールの一つで、作品を公開する作者が作品の利用に関する意思表示をするためのツールです。いくつかの条件から選択したり、組み合わせたりして、自分の作品の利用条件を発信することができます。
一般に「著作権」という用語は、広い意味で使用されているが、国際的なルール(条約)に従い、大きく「著作者の権利(著作権)」と「(15)」で構成されているので注意する必要があります。
情報の技術を活用したさまざまな知的創造の成果は、知的財産として人間社会に豊かな生活をもたらします。もし、苦労して創造した知的財産が保護されなければ、新しいアイデアが生み出されなくなり、結果として産業や文化の衰退につながります。知的財産の保護が必要なのはこのためです。例えば、(17)の制度は、発明した人にその発明の独占を一定期間認めます。その一方で、その発明を公表して、それを活用して新たな技術開発を促進できるようにします。この考え方をより積極的にした、(18)という共有方法もあります。また、特許権の(19)が過ぎた後はだれでも自由にその発明を利用することができます。人間共通の財産とする制度です。
61図 産業財産権について調べられるWebページ
プログラミングの世界では、プログラムのソースコードを無料で公開する「(20)」という知的財産の共有方法が広く普及しています。商用、非商用の目的を問わず利用、修正、頒布することを認め、多くの人や企業で活用されることで新しい価値を生み出そうとする考え方です。
著作物が違法な複製をされていないかを確認するために、(21)を利用する方法がある。写真などに薄(うす)く入って見えるものもあるが、主にデータとして情報が組み込まれているものを指す。
※回答内容が保存され、問題作成者が閲覧できます
...他16問(続きはテストで確認!)