現在、地球上の多くの人間に着用されている衣服は、その多くが布地で作られていて、布の扱いと身体を被う形式によって次のような六つの基本的な構造がある(2-2図)。民族服などには、これらの基本型に極めて近い構造のまま今日まで受け継がれ、現在も着用されているものが見られる。
衣服の基本の形には、(1)と(2)があり、一枚の布を用いる(3)と布を裁断して縫い合わせて形作る(4)とがある。
図に示した基本型は、それぞれ、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)である。
①は、巻き衣形式で、サリー①に代表され、平面の布を身体に巻き付けて着る。肩に羽織るように巻き付けて着るケープやマントなどの袈裟衣も(10)形式である。
②は、(11)形式で、チュニックなどのように円筒状にして着る。
③と④は、(12)形式で、③は着物やカフタン、チョゴリのように前が開き、身体を包むように羽織って、前で重ねて着る。
④はロッコシのように前開きで、身体を包むように羽織って着る。
⑤は、(13)形式で、ポンチョなどのように布の中央に縦あるいは横に穴をあけて、頭を通して着る。
⑥は、(14)で、両脚を別々におおってはく。シャルワル、パンツロンなどに代表される。
①から⑤は(15)を主として、上半身で支えて着る衣服であり、⑥は、(16)を支点として着衣する衣服である。
これらの衣服の基本構造から次第に変化したり影響しあったりしながら、現在も様々な形に展開している。例えば、人間の身体の状態に合わせてバストやウエストを強調したり、頭髪部を拡大したりしたが、どの部分を強調し、どの部分を隠すかは、(17)や(18)、宗教や風俗によって異なる。
チュニック形式に代表される(19)は、動作性や着脱のしやすさから今日世界の多くの地域で着用されている。近年、(20)が進歩し、織布だけでなくニット布を用いた裁縫衣も多く出回っている。さらに、布や糸に加えて化学的に合成されたフィルム状の素材が利用されることもある。
①サリー:(21)を中心とした地域で着用されている。
②カフタン:(22)を主とした地域で着用されている。
③チョゴリ:(23)地域で着用されている。
④ロッコシ:(24)で着用されている。
⑤シャルワル:(25)地域を中心にして着用されている。
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