大問Ⅰ 帝国主義国家間の対立と同盟網の形成
19世紀後半、ブロイセン=フランス戦争での敗北後に成立した新興国家は、周辺諸国との関係を再編し、特定国の孤立化を図る外交を進めた。同時期、植民地獲得をめぐる競争が世界各地で激化し、後発資本主義国の再分割要求に対する警戒も強まっていた。こうした状況のもとで形成された同盟網の性格とその影響を考える。
ブロイセン=フランス戦争後に成立した国家は(1)である。
この国家が当初めざした外交目標として最も適切なものはどれか。(2)
19世紀後半、ヨーロッパ諸国が世界各地で展開した競争の対象は(3)であった。
20世紀初頭、後発資本主義国による再分割要求を警戒したイギリスとフランスの対応として正しいものはどれか。(4)
ある国が他国と軍事同盟を結んでいる状況で、同盟国の一国が大国との戦争に巻き込まれた。このとき、他の締約国にも参戦義務が生じる仕組みは、戦争にどのような影響を与えると考えられるか。最も適切なものはどれか。(5)
図に示された1904年の英仏関係および1907年の英露関係のように、勢力圏を承認し合う取り決めが重なった結果として形成された枠組みは(6)である。
大問Ⅱ 同盟条項と戦争の大規模化・長期化
次の条文は、締約国が攻撃を受けた場合の対応や、休戦・講和に関する義務を定めている。とくに「条約発動事由」が生じた場合の軍事的措置や、講和の手続きに関する規定に注目し、戦争の広がり方を考える。
第3条では、締約国の1もしくは2が攻撃され、大国との戦争に巻き込まれた場合、すべての締約国に生じる事由を(7)という。
第5条によれば、締約国の1国の平和が条項で予想された事情のもとで脅かされた場合、締約国は何について了解しあうと定められているか。(8)
条文では、共同して参戦した場合の休戦や講和、条約締結はどのような手続きによるとされているか。(9)にもとづくと定められている。
ある締約国が攻撃を受け、他の締約国も義務に基づいて参戦したが、その後一国のみが単独で講和を結ぼうとした。この行為は条文に照らして認められるか。最も適切なものはどれか。(10)
これら第3条・第5条の規定が存在することは、戦争の期間にどのような影響を与えやすいか。最も適切なものはどれか。(11)
次の各文について◯か✗か答えなさい。
第3条は、締約国が攻撃された場合でも他国は中立を保つことを定めている。(12)
第5条は、軍事的措置について締約国が協議することを規定している。(13)
共同参戦の場合、各国は自由に単独で講和を結ぶことができると定められている。(14)
大問Ⅲ 図からみる開戦前の国際関係
次の図は、1894年、1904年、1907年、1902年などの年をともなう諸同盟を示している。実線と破線で結ばれた関係の違いにも注意し、開戦前の国際関係の構造を読み取る。
図において、1894年に結ばれた仏露間の同盟は(15)の間のものである。
1902年に結ばれた同盟として図に示されている組み合わせはどれか。(16)
1904年と1907年の取り決めが積み重なった結果、フランス・ロシア・イギリスの三国が結びついた。この三国が形成した枠組みは(17)である。
図では、ドイツを含む側と、フランス・ロシア・イギリスを含む側が対峙する構図が読み取れる。このように複数国が相互に結びついた状態で一国間の対立が生じた場合、最も起こりやすい展開はどれか。(18)
1904年の英仏関係と1907年の英露関係の双方に関与している国は(19)である。
ある国が1904年に一国と、1907年に別の一国と提携し、結果として三国が結びついた。この過程は、個別の協定が積み重なって広域的な陣営を形成することを示している。こうした構造は戦争の規模にどのような影響を与えるか。最も適切なものはどれか。(20)