8.スクイグル・MMSM
(1)(Squiggle)の概要
言葉をあまり使わないことによって、問題の核心に触れる、
触れられることを避けることができ、子どもへの負担を低減できる
(1)(Squiggle)
イギリスの小児科医・精神分析家、
(2)(Donald W. Winnicott, 1896–1971)が開発した遊戯療法の技法の一つ
主に子どもとの心理的交流を目的とした非言語的コミュニケーション手段
(2)が「創造的遊び(creative play)」の理論に基づいて発展
セラピストとクライエントとの間に「遊びの空間(potential space)」を創出
非侵襲的かつ受容的な態度で関わることで、子どもが安心して自己を表現できる場を提供
スクイグルの大きな特徴は、その即興性と創造性
言葉での表現が困難な年少の子どもや、トラウマ体験を抱えた子どもに有効
「遊び」にとどまらず、深い治療的意味を持つ表現手段であり、
ウィニコットの「環境の中で育つ自己」の理論と密接に関わっている
→スクイグルは、子どもの心に寄り添い、その創造性と回復力を引き出すセラピー技法
(3)(Scribble)の概要
スクイグルによく似た手法の(3)(Scribble)
特に子どもや内面の感情表現が困難な人に対して用いられる、自由で非言語的な表現活動
マーガレット・(4)によって臨床に応用
(3)の特徴は、「意味のない(5)(scribble)」を描くことから始まる
無意識下の感情や心の状態が自然に投影されるとされ、
治療者とのやり取りを通じて、内面の葛藤や抑圧された感情への気づきが促される
言語による表現が難しい子どもや、発達に課題を抱える人々に対して有効
スクイグルとスクリブルの違い
(6):一人で行うことが多く、技術や芸術的な完成度を問わず、誰もが参加できる
(7):イギリスの精神分析医D.W.ウィニコットによって開発された技法
特に子どもとの(8)(信頼関係)形成を目的
(9)(Mutual Scribble Story Making)の概要
(10)氏によって創案された表現療法の一技法
子どもや思春期のクライエントとの非言語的なコミュニケーションを促進する目的で用いられる
明確な絵を描くことを目的とせず、心の赴くままに描くことで、
抑圧された感情や心的葛藤を自然に浮かび上がらせる効果がある
スクイグル技法が白紙の上に自由に線を描く中で意味づけを行うのに対し、
MMSMでは用紙を複数の領域に(11)し、(12)にやり取りを展開し、最後に、描かれた絵を用いて(13)を作る
MMSMは深層心理へのアプローチと関係性の構築を同時に可能にする、
創造的かつ柔軟な表現療法技法であり、自己統合や心の癒しを促進するための有効な手段
準備物
画用紙(八つ切り、あるいはA4)、サインペン、クレパス
実施方法
① クライエントの目の前で、画用紙の端から5~8㎜程度の幅のところにサインペンで枠を描く
② 枠付けされた画用紙をクライエントに渡し、枠の中を5~7コマくらいに区切ってもらう(空間の分割)
どのように区切ってもよく、クライエントが自由に行ってよいことを伝える
③ 画用紙を間に挟み、順番を決めるためのじゃんけんを行う
クライエントが初めてMSSMを行う場合は、セラピストが先に行うほうが、クライエントが理解しやすい
④ セラピストは、分割されたコマから自由に一つ選び、コマの中にぐるぐる描きを施し、クライエントに渡す
⑤ クライエントは、「こんなふうに見える」というものが出てきたら、それにクレパスで彩色して絵にしていく
⑥ クライエントが残りのコマから自由に一つ選び、コマの中にぐるぐる描きを施し、セラピストに渡す
⑦ セラピストは、 「こんなふうに見える」というものが出てきたら、それにクレパスで彩色して絵にしていく
⑧ このやりとりを、最後の一コマが残るまで続けていく
⑨ 最後のコマには、出てきたアイテムをすべて登場させて、クライエントに物語を作って、書き入れてもらう
物語の書入れは、クライエント自身が書き入れても、話を聞きながらセラピストが書き入れてもいい
※回答内容が保存され、問題作成者が閲覧できます
出題内容
- 問1: ____(Squiggle)の概要
- 問2: ____(Donald W. Winnicott, 1896–1971)が開発した遊戯療法の技法の一つ
- 問3: ____(Scribble)の概要
- 問4: マーガレット・____によって臨床に応用
- 問5: (3)の特徴は、「意味のない____(scribble)」を描くことから始まる
...他8問(続きはテストで確認!)