最初に手を差し出したのはどちらからだったろうか。 級友同士、同室同士、親友同士。段々親密になっていった相手と近づいたきっかけは、他愛もないものだったはずだ。 「あのとき声をかけなかったらさ、俺たち友達にならなかったかもしれないな」 「あの日の偶然がなかったら、兵助はおれに手を伸ばさなかった?」 答えは出ない。 だってそんな選択肢は思い浮かばないからだ。
「俺たち、友達でいた方がよかったかな?」 …… 「恋仲になれてよかったと思ってるよ、おれは。兵助は?」 …… 「勘右衛門というとさ、楽しいんだ。嬉しいし、安心するし、どきどきもする。でも、だから、怖い」
</li> <li>兵助が「怖い」と感じている理由として最も適切なものを選べ。 解答:
(3)
</li> <li>兵助は自分の性格をどのように表現しているか。本文中の語句で答えなさい。 解答:
(4)
</li> <li>「友達でいた方がよかったかな?」という発言から読み取れる兵助の心情として最も適切なものを選べ。 解答:
(5)
「おれは、兵助と話してるときが一番楽しい。おれは兵助のことが好きだからそう思うんだよ。これでもまだ安心できない?」 …… 「友達として、とかじゃなくて……?」 「それならとっくに離してるさ。きっと、兵助とじゃなきゃこうはならなかった。おれ、結構執着する性格だよ」
</li> <li>「それならとっくに離してるさ」とあるが、「それ」とは何を指すか。 解答:
(6)
</li> <li>勘右衛門の「執着する性格」という言葉から読み取れる人物像として最も適切なものを選べ。 解答:
(7)
唇を触れさせたまま、妙に安心した様子の兵助が、もう一度勘右衛門と繋いだ手を握り直す。 二人ともが同じように、互いの心に巣食う己のすがたに怯えながら、それでも離れないでいることを選んだのだ。
</li> <li>「巣食う己のすがた」とはどのような状態を表しているか。最も適切なものを選べ。 解答:
(8)
</li> <li>「離れないでいることを選んだ」とあるが、ここから読み取れる二人の関係の特徴を本文中の語句を用いて答えなさい。 解答:
(9)
</li> <li>本作品全体の主題として最も適切なものを選べ。 解答:
(10)
</li> </ol>
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